現在放送されている朝ドラ「らんまん」の主人公・槙野万太郎のモデルとなっている、高知県出身の牧野富太郎博士。植物学者として有名であり1500種類以上の植物に命名しています。
この記事では、そんな牧野富太郎博士が歩んだ主なゆかりの地10ヵ所のうち5ヵ所を紹介します。
①仁淀川町
「仁淀ブルー」で有名な仁淀川の上流部に、ヤマトグサ発見の地である名野川を有しています。牧野博士が幾度となく通い、多くの新種を発表した場所です。ヤマトグサは日本人による国内初の新種発表しています。黒滝山や鳥形山など山の名をつけた新種も発表しており、若き牧野博士が育んだ、植物の宝庫といえる場所です。
https://niyodoblue.jp/仁淀ブルーの観光スポットを紹介いたします。高知県の「奇跡の清流 仁淀川」とその流域6市町村(仁淀川町・越知町・佐川町・日高村・いの町・土佐市)の観光情報をお届けします。
②越知町(横倉山周辺)
こちらも植物の宝庫と言われている・横倉山。アカガシの原生林や多くの希少植物が残っています。お隣の佐川町出身だった若き日の富太郎もこの山に魅了され、何度も通ったようです。富太郎はヨコグラツクバネをはじめこの山で採集した標本を基に多くの植物を新種として発表しています。横倉宮の横には、富太郎が新種記載のためのタイプ標本を採集したヨコグラノキが今も現存しています。
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③佐川町
牧野富太郎が産まれた佐川町。生家の裏山にある金峰神社周辺では、富太郎が幼少期から親しみ、晩年は故郷を思い起こさせた植物バイカオウレンが2月頃に見ることができます。また、桜を愛していた富太郎は、当時高知になかったソメイヨシノの苗木を東京から佐川町に送り、この苗をきっかけにたくさんの桜が植えられ、名所として賑わったようです。戦争によって一度は失われたものの、地元の方の尽力で桜を復活させ『牧野公園』となり、富太郎の分骨もおこなわれました。今では桜の名所となっています。
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④馬路村
”高知県の県木”である銘木『魚梁瀬杉』。魚梁瀬地区を中心に自生している杉の通称です。樹高50mに達する大木が群れをなす千本山は壮観で、日本三大美林の一つとされています。千本橋の大スギは樹齢300年ともいわれ、植物採集や指導のため訪れた富太郎もここで目にしたことでしょう。
千本山 の情報・アクセス|おでかけスポット|馬路村観光情報サイト まかいちょって家高知県安芸郡馬路村の 千本山 のスポット情報ページです。 樹齢200~300年、樹高50メートルにもなる魚梁瀬杉の巨木が林立しています。日本遺産の構成文化財になっています。
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⑤大月町
若き日の富太郎は大月町を訪れ、ソレナノギク等を新種として発表しています。富太郎生誕150年に、富太郎がかつて足摺で見たという幻の”足摺桜”を探そうと、地元の方がそれらしき白い花を咲かせるヤマザクラを見出しました。この桜は、満月になると満開になるという言い伝えから月光桜と呼ばれ、3月下旬頃のライトアップでは幻想的な姿を見ることができます。
月光桜 - 一般社団法人 大月町観光協会 - 海、山、空、原色の風景を見にいこう
めちゃ綺麗~
★まとめ
牧野富太郎ゆかりの地、10ヵ所中5ヵ所を紹介してきました。山に囲まれた高知は植物の宝庫だらけだったのかもしれません。植物好きにはたまりませんね。高知の観光地としても有名な仁淀川町など、観光がてら牧野富太郎のゆかりの地に行ってみるのもいいですね。
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